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アトピー性皮膚炎自然経過 今日から1週間は、アトピー性皮膚炎の自然経過について解説します。まず、アトピー性皮膚炎は、3つの病期に分類されます。乳幼児期、小児期、成人期です。ただし、かつては、アトピー性皮膚炎は子供の病気で大人になるまでに自然に治る... 2021/01/25 -
ステロイド外用薬を考える(7) 最近、保湿薬を全身に塗ってからステロイドを上塗りするように指導したり、逆にステロイド外用薬を塗った上から保湿薬を外用するように指導している皮膚科医が少なくありません。ただ、これはどう考えても間違っています。保湿薬の上から... 2021/01/24 -
ステロイド外用薬を考える(6) ステロイド外用薬の使用上の問題として、具体的な塗り方の問題があります。薬局等で「できるだけ薄く」という指示が出されて、塗る量が少なすぎて効いていないということが良くあります。私は、初診の患者さんには具体的に塗って指導する... 2021/01/23 -
ステロイド外用薬を考える(5) ステロイド恐怖症とかステロイド拒否という言葉があります。1990年台を中心に流行った言葉です。アトピー性皮膚炎に限らず、ステロイド外用薬は良くない薬だからどうしても使いたくない。そういう患者さんが減少してきたように思いま... 2021/01/22 -
ステロイド外用薬を考える(4) ステロイド外用薬を安易に混合するのは良くありません。例えば、ステロイド外用薬のストロングに当たるリンデロンV 軟膏と保湿薬であるヒルドイドソフト軟膏を混合すると、その薬は広く伸びるようになり、混合薬の強さはマイルドより下... 2021/01/21 -
ステロイド外用薬を考える(3) ステロイド外用薬の特徴として、強さにランクがあり、日本では5段階に分類されています。一般に、成人に対しては、2番目に強いvery strong が使用されることが多く、乳幼児では4番目に強いmild がメインで使われてい... 2021/01/20 -
ステロイド外用薬を考える(2) ステロイド外用薬の長所として、いろいろな器材が選べるということがあります。軟膏、クリーム、ローション、スプレーなどです。昼はクリーム、夜は軟膏、夏はクリーム、冬や軟膏、顔はクリーム、身体は軟膏などの使い分けも可能です。/... 2021/01/19 -
ステロイド外用薬を考える ステロイド外用薬の最大のメリットは、効果が強く、確実で、なおかつ副作用が外用部位に限定される点です。主な副作用は、長期に漫然と使用した場合の皮膚萎縮とそrに伴う血管拡張、外用部位に限定したニキビやおでき、ヘルペスなどの局... 2021/01/18 -
アトピービジネス手法(7) 医療機関の実践するアトピービジネスも少なくありません。過去には、産婦人科医、耳鼻科医、泌尿器科医などアトピー性皮膚炎診療に関係のない医師がクリニックの中で、保険の効かない特殊療法を勧める形でアトピービジネスを実践していま... 2021/01/17 -
アトピービジネス手法(6) 権威のある団体や研究者の推薦をアトピービジネスが利用していることもよくあります。ある程度の事情が分かって企業と協力している場合もあれば、勝手に名前を使われている場合もあります。最近笑ってしまったのは、某国立大学研究結果と... 2021/01/16