忘れられないアトピー患者(1)

脱ステロイドで全身が悪化した状態で、東京の有名私立大学に進学直前の女子高生が受診しました。親の心配とは裏腹にどうしてもステロイドの使用に同意しません。「もしステロイドを使うとかすると、何年何月何日まで使うかはっきりしてください。」とも言いました。結局東京に転居するまでの時間が短いので、ステロイドは使用しつつ本人からのあらゆる質問に答えて「納得がいけば使用を継続する」ということになりました。同じ質問はしないのですが、本当にいろいろな質問が繰り出され結局4回の診察240分かけてやっと納得させ、やっと「先生の治療方針に従って、治療します。」と言ってもらいました。1か月間の通院でほぼ緩解まで改善し、その後は1年に1度の通院になってしまいましたが、良好な状態を維持しました。東京の有名私大に進学した彼女は大学のミスコンで準ミスになり、その後は大手製薬会社に就職しました。診察時、笑わないのでやっぱり私のことは好きになれないのだろうなと思っていたところ、ある日Facebookの友達申請が彼女の方から来ました。そのやり取りで「今の私があるのは先生のおかげです。」と書いてもらいました。本当にうれしかったです。///東京オリンピック2020の延期論が強くなってきています。その場合、代表選手選考はどうするのでしょうか?一旦代表に決まった選手を白紙にするのは残酷ですし、2年後の選手の実力は変わっているはずなので再選考も必要だとも思います。///昨日、北陸に限定した私の退官記念学会「強皮症・膠原病国際シンポジウム2020」が無事終了しました。開催に協力していただいた、教室関係者特に濱口准教授、松下講師、前田医局長、教室秘書のお二人、北陸地区3大学の関係者の皆様、大阪大学藤本学教授、福井大学の長谷川稔教授、共催メーカーに深謝します。ただ、同時にとても悲しいニュースも伝わってきました。ある人が天国から私の退官を祝福してくれたと思います。