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プロトピック軟膏とコレクチム軟膏(3)

2021.03.31 Edit

プロトピック軟膏もコレクチム軟膏もそれぞれ濃度の薄い小児用があります。プロトピック軟膏は強い刺激感のため、成人に対しても濃度が成人用の10分の3の小児用が広く使われています。コレクチム軟膏についてはつい数日前に小児への承...

プロトピック軟膏とコレクチム軟膏(2)

2021.03.30 Edit

いずれの外用薬もアトピー性皮膚炎治療薬となっていますが、一般の皮膚炎にも有用です。ただし、製薬メーカーが開発治験の際に、すべての皮膚炎に対する臨床治験を実地する予算が確保できなかったために、アトピー性皮膚炎に限定した治験...

プロトピック軟膏とコレクチム軟膏

2021.03.29 Edit

いずれもステロイドではないアトピー性皮膚炎外用薬で、皮膚萎縮の副作用がないため、顔面の治療主体に使用されています。プロトピック軟膏成人用は1999年、プロトピック軟膏小児用は2003年、コレクチム軟膏成人用は2020年、...

ネオーラルという薬について(7)

2021.03.28 Edit

これまでネオーラルを使用してきた患者さんの60％は、悪化時1ヶ月限定の使用です。30％の患者さんは1か月の使用を年1回程度で繰り返す患者さんです。「ねえ、先生。年末近いし、いい状態で年越したいから、例の薬出してよ。」「例...

ネオーラルという薬について(６）

2021.03.27 Edit

この薬の問題点として、カプセルが大きくて飲みにくく、においがするという点があります。その対策として、水溶液というのもありますが、これも味が良くないようです。膠原病の患者さんはみなさん我慢して飲んでいただけますが、アトピー...

ネオーラルという薬について(5)

2021.03.26 Edit

ステロイド内服薬との比較をしてみましょう。痒みに対する効果はネオーラルの方が優れています。中止する際にはステロイド内服薬では徐々に減らさないといけませんが、ネオーラルは急に中止することも可能です。長期内服の際には、ステロ...

ネオーラルという薬について(4)

2021.03.25 Edit

この薬ややや高額です。体重換算で投与量を決めますので、標準的な治療凌体重㎏あたり3㎎を体重50㎏の患者さんに30日投与したとしたら、薬価が約50000円、3割負担で約15000円ほどになります。添付文書には投与量は体重当...

ネオーラルという薬について(3)

2021.03.24 Edit

ネオーラルの副作用について紹介しましょう。免疫力を全身的に注意しないといけないくするなので、新型コロナ肺炎蔓延の状況では、重症アトピー性皮膚炎患者さんとは言え、使用には躊躇します。膠原病のように代替薬が無く、治療中断によ...

ネオーラルという薬について(2)

2021.03.23 Edit

ネオーラルは内服薬で添付文書では朝夕食後となっていますが、それよりも朝、朝食前空腹時に内服するほうが血中濃度が上がって、効果が良いとされています。即効性のある薬で、早い人では内服翌日くらいから痒みの軽減が自覚されます。ほ...

ネオーラルという薬について

2021.03.22 Edit

アトピー性皮膚炎の最強の治療薬はネオーラルという免疫抑制薬の内服薬です。この薬はノルウィーの土壌真菌が産生していた物質が薬品となったもので、もともとは臓器移植の拒絶反応抑制薬でした。現在は、幅広くいろいろな炎症性疾患の治...