アトピー性皮膚炎の自然経過(7)

さて、中年のアトピー性皮膚炎も段々フェードダウンしてきます。金沢大学時代の成人アトピー性皮膚炎患者さんで、通院中推定500人の患者のうち、70歳以上は皆無、初診の最高齢も60歳以上が一人だけです。これらの患者さんは、突然通わなくなるのではなく、段々と薬の使用量が減り、通院間隔が1年に1回とかに伸びて行き、最後は卒業となるのです。///

日本人番狂わせオリンピックメダルで個人的に印象が強いのは、冬季サラエボオリンピックで、優勝候補の筆頭と言われた黒岩彰が失速する展開の中で、無名の北沢欣浩選手銀メダルを獲得したもので、日本スケート初のメダリストになりました。この際、実況のアナウンサーが「一発の北沢、やりました。一発の北沢、これがあるんです。」と興奮して「一発」を繰り返していたのをよく覚えています。///

新型コロナ肺炎も少し落ち着いてきました。7月に東大の児玉名誉教授が「総力で対策を打たなければ、来週は大変なことになる。来月は目を覆うようなことになる。」と、国会で発言されました。結果として、この予想は当たらなかったことになります。しかし、私はあえて専門家会議や政府に問題があることを指摘したいです。実行産生算数という大切な情報が後出しじゃんけんのように出されているのです。7月の段階で1を切っていることが公表されていれば、児玉教授も発言の内容を変えたでしょう。国会で発言が求められているわけですから、公表すべき情報は児玉教授にも与えられるべきでしょう。ドイツではほぼリアルタイムで実行産生算数が公表されていますが、2か月に1回、2か月前のデータを公表する日本には、縦割り官庁の秘密主義があるように思います。

#アトピー自然経過