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ステロイド外用薬副作用(6)

2021.02.20 Edit

時々、長期にステロイドを使用せずに悪化した患者さんから、ステロイドを塗ったせいで皮膚が象のように厚くなったと言われることがあります。しかしながら、ステロイド外用薬に副作用は皮膚萎縮であって皮膚肥厚ではありません。象のよう...

ステロイド外用薬副作用(5)

2021.02.19 Edit

今日から、実際はステロイド外用薬の副作用ではないのに、そのように誤解がされているものについて説明したいと思います。まずはステロイド外用薬を塗ると色が黒くなるという心配です。ステロイドを塗って日光に当たったら黒くならないか...

ステロイド外用薬副作用(4)

2021.02.18 Edit

ステロイド外用薬の2つ目の中止すべき点は、外用した部位において皮膚感染症が起こりさすくなったり、外用によって皮膚感染症が悪化したりするというものです。その中でも代表的なものは、ステロイド外用薬によって生じる「ステロイドざ...

ステロイド外用薬の副作用(3)

2021.02.17 Edit

酒さ様皮膚炎の治療の基本はステロイド外用薬の中止ですが、その際にニキビ様皮疹の増悪、浸出液、紅斑の増強、浮腫など相当な悪化が見られるのが通常です。その状況で、抗生物質含有軟膏、抗生物質の内服、抗ヒスタミン薬の内服などを行...

ステロイド外用薬の副作用(2)

2021.02.16 Edit

実際に注意しないといけない副作用は大きく二つです。正常な皮膚に月単位で外用を続けると皮膚が薄くなって、血管が浮き出て赤くなってくることがあります。顔面以外の部位ではさほどのことは無いのですが、顔面では外用しないと落ち着か...

ステロイド外用薬の副作用

2021.02.15 Edit

1990年代を中心に、日本社会では激しいステロイドバッシングが起こりました。その結果、多くのアトピー性皮膚炎重症例や、成人型以降例を生み出しました。その過程で、一旦使用すると廃人になるという極端な主張も生まれました。その...

患者さんにお願いしたいこと(7)

2021.02.14 Edit

生活上で、常に悪化因子と改善因子を見つけて欲しいです。睡眠不足が重なったら悪化したとか、紫外線に当たったら改善したとか(紫外線には炎症を抑える効果があります）とか自分で分析してみてはどうでしょうか？ただし、それが思い込み...

患者さんにお願いしたいこと(6)

2021.02.13 Edit

薬切れになる前に医療機関を受診して欲しいと思います。アトピー性皮膚炎は慢性疾患ですので、薬切れになっても何とかなるという疾患ではありません。薬が切れるとほぼ必ず悪化します。薬については一定量の備蓄があって、そこから使用し...

患者さんにお願いしたいこと(5)

2021.02.12 Edit

自分で経過良好と考えていたとしても、定期的に受診していただくことが重要だと思います。「先週まではすごく良かったのですが、急に悪化しました。」と言って、全身紅皮症苔癬化で受診される患者さんが少なくありません。おそらくは、皮...

患者さんにお願いしたいこと(4)

2021.02.11 Edit

薬の名前をしっかり覚えていただきたいです。一番良くある間違いは「ピンクのチューブ」と言われて、それがアンテベート軟膏だったりヒルドイドソフト軟膏だったりするからです。スマホを持っていそうな人には、覚えられないなら画像で保...