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アトピー患者の言ってはいけない一言(４）

2020.11.12 Edit

「掻くから悪化するんです」というのは事実ですが、掻かない程度にしっかり治療するのが先決で、掻くことに罪悪感を持つことはありません。皮膚症状に適した外用療法を選択するとほぼ1週間程度で大部分の患者さんは掻かなくなります。し...

アトピー患者の言ってはいけない一言(3)

2020.11.11 Edit

「どうせこの病気は治らないんでしょ」は勘違いであり、治療に対する消極的な姿勢を示しています。アトピー性皮膚炎は必ず自然治癒する病気です。小児期のアトピー性皮膚炎の大部分は成人期前に自然治癒しますし、成人期のアトピー性皮膚...

アトピー患者の言ってはいけない一言(2)

2020.11.10 Edit

「塗るしかないんですか！」これは皮膚科医にとって聞きたくない一言です。外用療法は、病変部のみに薬剤を集中的に効かす最も効果的な方法で、副作用もその部位に限定されるので安全性も高く、最も合理的な方法です。外用薬以外で効果的...

アトピー患者の言ってはいけない一言

2020.11.09 Edit

医師の側から言って感じが良くないのは、「薬だけ出しといてください。○○何本、…」という患者さんですね。このような患者さんは、逆にいうと「診察無用！」と言っているようなものです。加えて、コートを脱がずポケットから手を出さな...

アトピー自己管理(7)

2020.11.08 Edit

アトピー自己管理の最も大きなポイントは、アトピー性皮膚炎は自己管理しないとならないということを患者さん自身が理解、自覚しているかということです。///本日、体操の国際大会が日本で開催されます。成功を祈って、新型コロナ肺炎...

アトピー自己管理(6)

2020.11.07 Edit

自己管理を進めるうえで、皮膚の点数を100点満点でつけてみること、あるいは主治医にお願いしてつけてみることをお勧めします。金沢大学時代には学童を中心に「今日の状態は90点。一見よさそうだが、乾燥肌があちこちに残っているか...

アトピー自己管理(5)

2020.11.06 Edit

医療機関を通院する前に、自分の皮膚の状態を整理して医師に伝えられるようにするのも重要な自己管理の一部です。また、診察室で素早く皮膚の状態を見せるように心がけることも大切です。頑なに皮膚の状態を見せない患者さんには、医師も...

アトピー自己管理(4)

2020.11.05 Edit

アトピー患者さんにお願いしたいのは、一定量の外用薬を自宅に「備蓄しておいて欲しい」ということです。医療機関には、備蓄以下になった薬を貰いに行く感覚でお願いします。「先月まで調子よかったのですが、薬切れで病院に来れなくてこ...

アトピー自己管理(3)

2020.11.04 Edit

患者さんに望みたいのは、薬の名前を憶えていただくことです。診察の場で不足している薬を尋ねると「赤いチューブ」「青い蓋の容器」「白っぽい錠剤」とか表現する人が少なくありません。大学生ぐらいの若者でも良くあります。写メぐらい...

アトピー自己管理(2)

2020.11.03 Edit

アトピー性皮膚炎の自己管理において重要なのは、自分の全身の皮膚の状態を良く観察して自分で十分把握することです。外来診療においても、「首の湿疹が2週間前から悪化しました。」と言って受診し、既往歴にアトピー性皮膚炎と書かれて...