ステロイド恐怖症患者を巡る忘れられない一言(5)

「何年!何月!何日!までステロイドを使えばいいのか、中止できる日をはっきりしてください。」今から約10年ほど前の大学進学直前の女子高性の一言です。脱ステ歴は半年ほどでしたが、その間に学校の成績が下がり、志望を変更せざるを得なくなったようです。何とか東京に転居するまでの間にコントロースして欲しいという母親の意向とは裏腹に、本人はどうしてもステロイドの使用に同意しません。もし使うとしたら、終了日を特定しろというのです。「それは、無理や。患者さんによって経過も違うし、まじめ度も違うし・・・」次に患者さんから出された提案は「自分からの質問にすべて答えたら、ステロイドを使ってもいい」というものでした。それで、患者さんからの質問に答える時間が続いたのですが、結局1日では終わらずに、計4日合計240分の説明を要しました。最後に、患者さんがにっこり笑って「先生の治療を続けます。」と言ってもらった時には嬉しかったです。その後、患者さんの通院はほぼ年1回でコントロールは良好で、大学のミスコンでも準ミスになり、今は某製薬会社で働いています。///

今日から日本のプロ野球開始です。楽しみです。///

ある政治家がテレビの会見で「責任は私にあります。」「責任を痛感しています。」を連発していますが、辞めないのは分かっているので「責任は私にあります」と言った時点で、責任は終わっているのでしょうか?聞いているだけでむなしいです。

#ステロイド拒否