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初診で皮膚科を受診する際には(2)

2021.03.02 Edit

何と言っても症状を見せやすい服装で受診してください。初診なのに皮膚症状も見ないような皮膚科医は信用できませんし、逆にやる気のある皮膚科医にとって、皮膚症状をきちんと見せない患者さんにはやる気を失わされてしまいます。服装の...

初診で皮膚科を受診する際には

2021.03.01 Edit

限られた時間で効率の良い診察を受けようとするには、それなりの準備も必要です。大雑把な病歴、いつ発症したのか、悪化しやすい部位、受診時点での最も悪化している部位、不眠の程度、最近の治療内容(具体的な薬品名）、今一番困ってい...

アトピー性皮膚炎病勢評価(7)

2021.02.28 Edit

非客観的ですが、患者さんが診察室に入ってきたその際の患者さんの全体的な雰囲気も重要です。私は、「アトピーの空気」と呼んでいました。これは再診患者さんの評価です。特に成人型で重要視していました。診察室で対面した瞬間に、初対...

アトピー性皮膚炎病勢評価(6)

2021.02.27 Edit

診察室内で脱衣してもらった際に掻把するかどうかも病勢評価に重要です。東京に帰ってきてからのバイト診療で、子どもの患者さんの中には、親御さんが「保湿薬を塗っているから調子よいです。いつもの保湿薬をください。」と言い、「痒が...

アトピー性皮膚炎病勢評価(5)

2021.02.26 Edit

病勢評価ですが、可能な限り全身あるいはそれに準じた範囲の診察が必要です。「首と手の湿疹がひどくて受診しました。」ということで、「ひょっとしてアトピーと診断されていません？」「はい、でも今は首と手首だけが悪化しています。」...

アトピー性皮膚炎病勢評価(4)

2021.02.25 Edit

その他の病勢評価として、やはり分かりやすいのは全身における皮疹の面積ですか。「調子はまあまあです。」という自己申告があったとしても、全身を診察させてもらうと、全身ほぼドライスキンで関節部などに苔癬化局面があることが良くあ...

アトピー性皮膚炎病勢評価(3)

2021.02.24 Edit

アトピー性皮膚炎3番目の病勢評価は、硬く触れる皮膚の面積でしょうか。表面の赤みが大したことなくても、触診すると硬く触れることが良くあり、これはリンパ球という血液由来の細胞がたくさん集まって炎症を起こしているのです。皺が盛...

アトピー性皮膚炎病勢評価(2)

2021.02.23 Edit

昨日は不眠について書きましたが、痒みの程度は確かにアトピー性皮膚炎の病勢評価に重要です。アトピー性皮膚炎には学術的にいろいろな病勢評価法がありますが、私は診察時に掻把痕が多いか、少数か、全くないかをチェックします。痒みを...

アトピー性皮膚炎病勢評価

2021.02.22 Edit

アトピー性皮膚炎の病勢を評価するのにいろいろな指標がありますが、私個人の指標を説明したいと思います。まずは、不眠の程度です。金沢大学時代の外来での初診患者さんについては、「ほとんど眠れない」という患者さんについては強く入...

ステロイド外用薬の副作用(7)

2021.02.21 Edit

ステロイド軟膏が、口には入って大丈夫かという質問をよく受けます。特に、小さなお子さんの顔面に使用した際には、お母さまは心配されるようです。もちろん、一般的にステロイド外用薬は口に入れることを目的としたものではありませんが...